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蝶ヶ岳(2011.1.8-10)その1

表紙


昨春、BAKUさんの企画で3月に谷川岳、5月の連休に奥大日岳と残雪期ピークハントを体験させていただき、ドラ吉の中で雪山に対する思いが強くなっていました。

今シーズンはもう一歩ステップアップしたいという気持ちが強く、本格的な冬靴等の装備を買い増し、初心者向きの厳冬期雪山登山の機会を探しておりました。

話は変わりますが、ドラ吉の早朝の日課は山小屋関係のHP閲覧による情報収集です。その中で一番のお気に入りが涸沢小屋のブログ「小屋番の一休み」です。小屋の営業期間中は毎日更新してくれて、ドラ吉が一番好きな穂高の「今の様子」を伝えてくれています。小屋閉め後も若いスタッフの方が、ほぼ毎日話題を提供してくれて、楽しむことが出来ます。

12月13日のこのブログで、「穂高ガイズ(後述)」の公募企画による「蝶ヶ岳二泊三日」の案内がありました。
見た瞬間、「これだ!」と思い、ポチに計画内容を詳しく説明して、了解を得ることが出来ました。

それからは少しさぼり気味だった週末のジムでのトレーニングも真面目に行い、正月の酒もほどほどにして、付け焼刃の体力増強に励みました。

前日の7日は会社の新年会でしたが、酒もほとんど呑まず9:30に帰宅、風呂だけ入ってすぐに就寝、翌朝2:30に起床し、松本目指して3:00に柏を出発しました。


途中、諏訪湖SAで時間調整をして7:00前に松本ICを出ました。市内の煙突から昇る煙も真直ぐに上に伸び、まったくの無風の好天気です。正面に聳える常念岳も、その真っ白いピラミダルな山容を惜しげもなく晒し、今回の山行を応援してくれていました。


ルート図


上高地ルート図

往路:赤点線   復路:青点線 (画像サイズに500KB以下の制約があり、見づらくて申し訳ありません)

地図をクリックすると多少大きくなります。





一日目(中ノ湯ゲート→徳澤園)


2011.1.8(金)


<同行者>


小野田ガイド:「穂高ガイズ」代表  日本山岳ガイド協会公認ガイド  信州登山案内人  涸沢小屋小屋番
昨年BSフジの番組、絶景百名山で一時間に亘って、穂高の素晴らしい自然とともにその活動が紹介されました。

後藤ガイド:「穂高ガイズ」カメラマン  信州登山案内人  西穂山荘小屋番経験13年

井坂ガイド:信州登山案内人  涸沢小屋小屋番

Nさん:紅一点、常連の大阪の元気お姉さん  毎日長居競技場でのジョギングを欠かさない

Tさん:写真大好き  今回愛機EOS 5D MarkⅡとレンズ3本を持って参加


*穂高ガイズのURL   http://hotakaguides.jimdo.com/


<行程>


中ノ湯ゲート(9:10)→釜トンネル出口(9:38)→大正池H(10:12-10:30)→上高地温泉H(11:40-12:00)→河童橋(12:25-12:35)→明神館(13:45)→明神池(14:00-14:15)→明神館(14:31)→徳澤園(15:55)


集合は松本市安曇支所8:00。 到着すると既にゲストのTさんが来られており、早々に自己紹介を済ませ、身支度を始めます。 そうこうしているうちに小野田ガイドが井坂ガイドを伴って到着、自己紹介と装備の確認をして高山行きの特急バスに乗り込みます。
尚、安曇支所は徳本峠への入山口で、無料駐車場(トイレあり)になっています。


安曇支所  バス

バスの車中で大阪から松本経由で来られたNさんと合流、中ノ湯ゲートで高山から来られた後藤ガイドが待っておられ、6名のパーティーが編成されました。

いよいよ待ちに待った夢の世界への扉が開かれます。

中ノ湯  釜トンネル出口

長さ1310mの夢のトンネル、ヘッ電を装着してわくわくしながら進みます。 旧トンネル時代は路面が凍ってアイスバーンになっており、一番の核心部だったとか。 今は快適な道ですが、土曜日と言うのに治山工事の大型ダンプカーに排気ガスを浴びせられながら何台も追い越され、少し興ざめでした。


釜トンネル内
釜トンネル内部     (穂高ガイズ提供)


30分足らずで出口に到着、大正池を目指し歩を進めます。 雪が少ないのか、除雪が行き届いているのか車道には滑り止めの小砂利が露出しており、しばらくはスノーシューも不要です。

やがて焼岳が真っ白な頭を覗かせて来ました。

焼岳が見える


さらに進むと、ついに待望の穂高がその姿を現しました。

この姿が見たかったのです!  

昨年9月の前穂登山を思い出します。



岳沢が見えた

歩き始めて一時間、大正池ホテルに到着しました。


大正池にて
大正池にて    (穂高ガイス提供)


Tさんは三脚を下して、本格的な撮影タイムに突入です。

ドラ吉も負けじとコンデジで勝負です。


大正池から岳沢
大正池越の明神から奥穂のスカイライン



逆さ焼岳
逆さ焼岳


どうです、見事なもんでしょう?


ここからは自然研究路を辿ります。  上高地散策ツアーの人もあまり見かけません。

田代橋、穂高橋を渡って梓川右岸に進路をとります。

上高地温泉ホテル前で小休止。 梓川を挟んで真正面の霞沢岳が案外に立派に見えます。


上高地温泉ホテル前からの霞沢岳

河原では重機が入って、浚渫作業をしていました。

今朝、私たちを追い越して行ったダンプカーはこの現場に向かっていたようです。

上流から運ばれてくる土砂を、こうして浚渫しないと河道が埋まってしまうのだそうです。

治山運搬路沿いのウェストン碑を見るのは10年ぶりでしょうか。


浚渫  ウェストン碑


河童橋に向かう途中で猿が現れました。

逃げるそぶりも見せず、悠々と我々を見下ろしていました。


猿の出現


12:25、河童橋に到着。  やはりここに来ると「上高地にいる」ことを実感します。

河童橋  ハイ、ポーズ
ハイ! ポーズ!    (穂高ガイズ提供)


お定まりの穂高の雄姿。 それにしても良い天気です。


河童橋からの岳沢


夏にはカモが憩う清水川も今日は水草が静かに揺れるだけ。

ガイドさんたちはここで、幕営用に飲料水を採水しました。

清水川


小梨平を抜けて明神に向かいます。  テントの数は10張りほどでしょうか、夏用フライの人もいて、少し驚きました。


アニマルトラッキング。  右はウサギですが、左は何の足跡でしょうか?

アニマルトラッキング1  アニマルトラッキング2


明神に向かう途中、明神岳の岩壁に発達した立派な氷柱を遠望することが出来ました。

小野田ガイドは近々あの氷柱をクライミングする予定だそうです。

(因みに小野田ガイドはこの3月、丸一か月かけてヨーロッパアルプスに遠征するため、この冬はトレーニングに忙しいそうです。)

明神岳の氷柱


13:45、明神館に到着。 ここにザックをデポして空身で明神池までお散歩です。


明神池までお散歩
明神までお散歩    (穂高ガイズ提供)


ドラ吉はこれまで拝観料をケチって、一度も見たことがなく、初見です。(因みにこの時期はさすがに無料)


明神館  穂高神社奥宮


一之池からの明神岳
一之池からの明神岳


二之池
二之池


まるで冬の京都や金沢の風情です。

さあ、今日の行程も残り僅か、徳沢目指して河原歩きと洒落込みます。


河原を行く
(穂高ガイズ提供)

正面に中山、その奥に白く大天井岳のスカイラインがくっきりと見えています。

中山と大天井岳


明日登る長塀尾根、その名の通り長くて手強そうです。

河原歩きと長塀尾根


歩行時間6:45で今日の目的地、徳澤園冬季小屋に到着しました。

最高の天気の下、存分にスノーシューハイキングを満喫しました。

小屋の前では甲斐犬の「ハナ」ちゃんが尻尾を振って出迎えてくれました。

徳澤園到着  甲斐犬ハナちゃんのお出迎え


この冬季小屋は自炊ですが、電気も通じており、すこぶる快適です。

一階は自炊場と談話室、二階が宿泊室になっています。  一階には薪ストーブ、二階の宿泊室の窓際には電気のパネルヒーターが設置されています。 夜9時の消灯までは上半身はインナー一枚でも暑いくらいでした。

ビール他飲料も購入できます。

冬季小屋の部屋  ビールもあります


今回ガイドさん3人は幕営です。

今晩は天気も良いので、テントに皆集まって手作りの鍋料理をご馳走になりました。
冬なので生の食材をふんだんに使って下さり、とても美味しかったです。

ドラ吉は普段からテント泊がメインですが、Nさん、Tさんは山岳テントでの生活が初めてのようでとても喜んでおられました。

重荷を担ぎ上げて下さった皆さんに感謝、感謝です。

ガイドさんのテント  テントで夕飯

明日はいよいよ蝶ヶ岳のピークを目指します。

入山前に確認した天気予報によれば、明日昼前に前線が通過、その後は冬型の気圧配置になる見込み。

午前中が勝負、6時出発の指示があり、早々に温かい床に就きました。
  



その2へ続く








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テーマ : アウトドア
ジャンル : 趣味・実用

コメント

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お帰りなさい

はーいドラちゃんお帰りなさい。
ととと・・・・・続偏が楽しみです~~~

無事帰ってきました

BAKUさん、こんにちは。 コメントありがとうございます。
無事帰って参りました。
厳冬期の上高地、本当に素敵でした。
徳澤園の冬季小屋も快適でしたよ。
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Author:kdorakichi
横浜生まれで現在は柏の住民です。
野球はドラゴンズ、サッカーはレイソルを熱烈に応援しています。
妻のポチと楽しく山を歩いています。

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