初冬の北八ヶ岳・縞枯山&天狗岳(2010.11.20-21)
常陸野ハイキング倶楽部の雪山企画第一弾に参加して、蓼科の山荘をベースに二日間に亘って初冬の北八ヶ岳を歩いてきました。
天候にも恵まれ、久し振りの雪の感触がとても楽しかったです。

一日目:ピラタス山頂駅→雨池峠→縞枯山→茶臼山→五辻→山頂駅

2010.11.20(土)
<同行者> BAKUさん、HIBARIさん、かしらさん、Hiroyaさん
<行程> 山頂駅(10:10)→雨池峠(10:29)→縞枯山(11:09-11:23)→展望台(11:35-11:43)→茶臼山展望台(12:24-13:00)→五辻(13:50)→山頂駅(14:40)
早朝4:30にBAKUさんの車に同乗させていただき柏を出発、集合場所の「おぎのや諏訪インター店」に向かいます。
かしらさん、Hiroyaさんとは5月の奥大日以来半年振りの再会です。名古屋在住のHiroyaさんはドラ吉同様熱烈なドラゴンズファン、早速優勝の話題で盛り上がります。お土産に「中日スポーツ」を見せていただきました、Hiroyaさん、ありがとう!
西友ストアに立寄り、今晩のすき焼きの材料とビール・ワインを調達、一路ピラタスの丘に向かいます。
18日に少し雪が降ったようですが、途中の道路は全くのドライ、ピラタスのロープウエイ駅の駐車場にも白いものは残念ながら有りませんでした。
登山装備を身にまとい乗り場に急ぎます。 スキー場は人工降雪機の稼動が始まったばかりでオープンは未だ先、当然のことながらスキー客はおらず、若干の観光客がいるばかりです。
坪庭も粉砂糖でお化粧した程度、今年は雪が遅いようです。

歩きはじめて20分、雨池峠からいよいよ山道が始まります。さすがに北側斜面は雪でしっかり白くなっていますが、アイゼンは不要です。

程なくして縞枯山山頂(2403m)に到着しました。 風もなく暖かな山頂です。 2008年1月に訪れたときとは随分違いますね。

2010.11.20 2008.1.5
山頂の周囲も枯木が林立しています。
山名の由来となった縞枯れ現象とは?
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B8%9E%E6%9E%AF%E3%82%8C%E7%8F%BE%E8%B1%A1
「縞枯れ現象」(2009年9月19日(土)04:21 UTCの版)『ウィキペディア日本語版』

山頂で軽くおやつを食べて、展望台に向かいます。 さすがに抜群の展望、これから登る茶臼山(2384m)の向こうに南八ヶ岳の山々が広がっています。

一旦降り、鞍部を越えて茶臼山頂へ登り返します。 山頂は樹木に覆われて展望はありません。

山頂から少し西側に進むと開けた展望台があり、南・中央・北アルプスの絶景が広がります。
最高の景色を眺めながら楽しい昼食タイムです。
槍穂の稜線はすっかり白くなっています。

明日登る天狗岳もくっきり見えています。

暖かな展望台で30分ほどマッタリして、そろそろ下山開始です。
来た道を一旦戻り、鞍部から五辻方向に向かいます。 途中縞枯帯を横切ります。

五辻を経由して山頂駅に戻ります。 木道に雪が載って神経を使います。

縞模様の北横岳をバックに山頂駅が見えてきました。 行動時間4:30の楽しいハイキングでした。
もう少し雪がついているのを期待していたので、やや残念でしたが、好天のもと絶景を堪能することが出来、満足のいく山行でした。

下山後は蓼科の山荘ですき焼きパーティーです。 大いに呑み、喰い、語り、楽しい夕べを過ごしました。
二日目:唐沢鉱泉→西天狗岳→東天狗岳→黒百合ヒュッテ→唐沢鉱泉

2010.11.21(日)
<行程> 唐沢鉱泉(8:05)→枯尾の峰分岐(9:18-9:20)→第一展望台(10:25-10:51)→西天狗岳(11:52-12:17)→東天狗岳(12:40-12:48)→黒百合ヒュッテ(14:12-14:23)→分岐(15:15-15:20)→唐沢鉱泉(16:30)
睡眠も十分、山荘で朝食を摂り唐沢鉱泉を目指します。 今日も一日好天が続くとの天気予報、期待に胸が膨らみます。
フォレストカントリークラブ三井の森の脇をさらに進み、ダートに入って桜平への道を右に分けしばらくすると唐沢鉱泉に到着します。
温泉宿の手前に20台程の駐車スペース(無料、トイレあり)があります。 到着時には先客が10台程ありました。
軽アイゼン(6本爪)をザックに忍ばせ出発します。
立派な宿の前を通り、唐沢に掛かるしゃくなげ橋を渡って登山道にに入ります。

西尾根を目指し、原生林の中を徐々に高度を上げて行きます。 北側斜面のため地面は雪に覆われていますが、アイゼンを使うほどではありません。
歩き始めて30分、かしらさんの足の具合が悪く残念ながら一人引き返すことになってしまいました。 お大事に。

朝一番のせいかペースが上がりません。 少し呼吸も乱れ気味です。
それでも何とか皆に遅れずに枯尾の峰の分岐にたどり着くことが出来ました。 ここからは西尾根を辿ります。

第一展望台での絶景を楽しみに辛い登りを黙々と進みます。
いよいよ展望台に到着、青空の下の絶景に疲れも吹っ飛ぶます。

(左)南アルプス (中)御嶽・乗鞍岳 (右)北アルプス
(クリックすると大きな写真になります)


槍穂の稜線

乗鞍岳
第二展望台を過ぎると目指す西天狗岳(2646m)の山頂が目前に迫ってきました。 かなりの急登のようです。
山頂直下は溶岩の岩場で、ペンキ印を辿って一歩一歩確実に登っていきます。

やっと着いた山頂は先日の雪が解けてグチャグチャの状態で、山頂外れの草付に休憩場所を確保しランチタイムとしました。
目前の赤岳~阿弥陀岳のスカイラインが印象的です。

30分ほどの休憩を取り、指呼の先にある双耳峰の片割れである東天狗岳(2640m)に向かいます。
東天狗の山頂は西天狗とは異なり狭い岩場で、沢山の登山者で賑わっていました。
山頂標識越しに西天狗を見返しました。

山頂から北東方向を見下ろすとしらびそ小屋とみどり池が小さく見えました。

さあ、そろそろ黒百合ヒュッテ経由で下山を開始します。
天狗岳から流れ出た溶岩と中途半端な雪とアイスで、神経を使う歩行となり、思いのほか時間がかかります。

それでも蓼科山の奥に輝く、鹿島槍~五竜岳~白馬三山の姿が疲れを癒してくれます。

振返ると摺鉢池越しに、天狗岳が典型的な双耳峰の姿を見せています。

降下を開始して1:30、ようやく屋根にソーラーパネルを載せた黒百合ヒュッテに到着しました。
一度は宿泊したい魅力的な小屋です。
トイレもとても清潔でした。(チップ制、200円也)

さあ、本日の山行のエピローグ、唐沢鉱泉までの最後の下りです。
北側の沢沿いの道で岩がごろごろしており、それに雪や苔がついて滑りやすいうえに、雪が凍っているところもあり、今回初めて軽アイゼンを使いました。


ようやく渋の湯への道との分岐に到着。 ここから唐沢鉱泉まではCT40分、最後の力を振り絞ってラストスパートです。
分岐を過ぎてもう1:10、やっと唐沢に掛かる橋を渡って唐沢鉱泉に帰り着きました。この間のCTは”偽りあり”かな。

CT5:20のコースでしたが、今日の行動時間は8:25、ミックスアイスの岩場の下りもあり予想外に時間がかかってしまいました。
太陽も西の山の端に沈みかけていました。
正直かなり疲れましたが、静かな原生林の雪道歩き・大展望・青空・岩場・ミックスアイス・アイゼン歩きと、まるで「松花堂弁当」のような盛り沢山の山行となりました。
倶楽部のみなさん、お疲れ様でした。 次はふかふかの雪を期待しましょう!
天候にも恵まれ、久し振りの雪の感触がとても楽しかったです。

一日目:ピラタス山頂駅→雨池峠→縞枯山→茶臼山→五辻→山頂駅

2010.11.20(土)
<同行者> BAKUさん、HIBARIさん、かしらさん、Hiroyaさん
<行程> 山頂駅(10:10)→雨池峠(10:29)→縞枯山(11:09-11:23)→展望台(11:35-11:43)→茶臼山展望台(12:24-13:00)→五辻(13:50)→山頂駅(14:40)
早朝4:30にBAKUさんの車に同乗させていただき柏を出発、集合場所の「おぎのや諏訪インター店」に向かいます。
かしらさん、Hiroyaさんとは5月の奥大日以来半年振りの再会です。名古屋在住のHiroyaさんはドラ吉同様熱烈なドラゴンズファン、早速優勝の話題で盛り上がります。お土産に「中日スポーツ」を見せていただきました、Hiroyaさん、ありがとう!
西友ストアに立寄り、今晩のすき焼きの材料とビール・ワインを調達、一路ピラタスの丘に向かいます。
18日に少し雪が降ったようですが、途中の道路は全くのドライ、ピラタスのロープウエイ駅の駐車場にも白いものは残念ながら有りませんでした。
登山装備を身にまとい乗り場に急ぎます。 スキー場は人工降雪機の稼動が始まったばかりでオープンは未だ先、当然のことながらスキー客はおらず、若干の観光客がいるばかりです。
坪庭も粉砂糖でお化粧した程度、今年は雪が遅いようです。


歩きはじめて20分、雨池峠からいよいよ山道が始まります。さすがに北側斜面は雪でしっかり白くなっていますが、アイゼンは不要です。


程なくして縞枯山山頂(2403m)に到着しました。 風もなく暖かな山頂です。 2008年1月に訪れたときとは随分違いますね。


2010.11.20 2008.1.5
山頂の周囲も枯木が林立しています。
山名の由来となった縞枯れ現象とは?
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B8%9E%E6%9E%AF%E3%82%8C%E7%8F%BE%E8%B1%A1
「縞枯れ現象」(2009年9月19日(土)04:21 UTCの版)『ウィキペディア日本語版』

山頂で軽くおやつを食べて、展望台に向かいます。 さすがに抜群の展望、これから登る茶臼山(2384m)の向こうに南八ヶ岳の山々が広がっています。

一旦降り、鞍部を越えて茶臼山頂へ登り返します。 山頂は樹木に覆われて展望はありません。


山頂から少し西側に進むと開けた展望台があり、南・中央・北アルプスの絶景が広がります。
最高の景色を眺めながら楽しい昼食タイムです。
槍穂の稜線はすっかり白くなっています。

明日登る天狗岳もくっきり見えています。

暖かな展望台で30分ほどマッタリして、そろそろ下山開始です。
来た道を一旦戻り、鞍部から五辻方向に向かいます。 途中縞枯帯を横切ります。


五辻を経由して山頂駅に戻ります。 木道に雪が載って神経を使います。


縞模様の北横岳をバックに山頂駅が見えてきました。 行動時間4:30の楽しいハイキングでした。
もう少し雪がついているのを期待していたので、やや残念でしたが、好天のもと絶景を堪能することが出来、満足のいく山行でした。

下山後は蓼科の山荘ですき焼きパーティーです。 大いに呑み、喰い、語り、楽しい夕べを過ごしました。
二日目:唐沢鉱泉→西天狗岳→東天狗岳→黒百合ヒュッテ→唐沢鉱泉

2010.11.21(日)
<行程> 唐沢鉱泉(8:05)→枯尾の峰分岐(9:18-9:20)→第一展望台(10:25-10:51)→西天狗岳(11:52-12:17)→東天狗岳(12:40-12:48)→黒百合ヒュッテ(14:12-14:23)→分岐(15:15-15:20)→唐沢鉱泉(16:30)
睡眠も十分、山荘で朝食を摂り唐沢鉱泉を目指します。 今日も一日好天が続くとの天気予報、期待に胸が膨らみます。
フォレストカントリークラブ三井の森の脇をさらに進み、ダートに入って桜平への道を右に分けしばらくすると唐沢鉱泉に到着します。
温泉宿の手前に20台程の駐車スペース(無料、トイレあり)があります。 到着時には先客が10台程ありました。
軽アイゼン(6本爪)をザックに忍ばせ出発します。
立派な宿の前を通り、唐沢に掛かるしゃくなげ橋を渡って登山道にに入ります。


西尾根を目指し、原生林の中を徐々に高度を上げて行きます。 北側斜面のため地面は雪に覆われていますが、アイゼンを使うほどではありません。
歩き始めて30分、かしらさんの足の具合が悪く残念ながら一人引き返すことになってしまいました。 お大事に。


朝一番のせいかペースが上がりません。 少し呼吸も乱れ気味です。
それでも何とか皆に遅れずに枯尾の峰の分岐にたどり着くことが出来ました。 ここからは西尾根を辿ります。


第一展望台での絶景を楽しみに辛い登りを黙々と進みます。
いよいよ展望台に到着、青空の下の絶景に疲れも吹っ飛ぶます。

(左)南アルプス (中)御嶽・乗鞍岳 (右)北アルプス
(クリックすると大きな写真になります)




槍穂の稜線

乗鞍岳
第二展望台を過ぎると目指す西天狗岳(2646m)の山頂が目前に迫ってきました。 かなりの急登のようです。
山頂直下は溶岩の岩場で、ペンキ印を辿って一歩一歩確実に登っていきます。


やっと着いた山頂は先日の雪が解けてグチャグチャの状態で、山頂外れの草付に休憩場所を確保しランチタイムとしました。
目前の赤岳~阿弥陀岳のスカイラインが印象的です。

30分ほどの休憩を取り、指呼の先にある双耳峰の片割れである東天狗岳(2640m)に向かいます。
東天狗の山頂は西天狗とは異なり狭い岩場で、沢山の登山者で賑わっていました。
山頂標識越しに西天狗を見返しました。


山頂から北東方向を見下ろすとしらびそ小屋とみどり池が小さく見えました。

さあ、そろそろ黒百合ヒュッテ経由で下山を開始します。
天狗岳から流れ出た溶岩と中途半端な雪とアイスで、神経を使う歩行となり、思いのほか時間がかかります。

それでも蓼科山の奥に輝く、鹿島槍~五竜岳~白馬三山の姿が疲れを癒してくれます。

振返ると摺鉢池越しに、天狗岳が典型的な双耳峰の姿を見せています。

降下を開始して1:30、ようやく屋根にソーラーパネルを載せた黒百合ヒュッテに到着しました。
一度は宿泊したい魅力的な小屋です。
トイレもとても清潔でした。(チップ制、200円也)


さあ、本日の山行のエピローグ、唐沢鉱泉までの最後の下りです。
北側の沢沿いの道で岩がごろごろしており、それに雪や苔がついて滑りやすいうえに、雪が凍っているところもあり、今回初めて軽アイゼンを使いました。




ようやく渋の湯への道との分岐に到着。 ここから唐沢鉱泉まではCT40分、最後の力を振り絞ってラストスパートです。
分岐を過ぎてもう1:10、やっと唐沢に掛かる橋を渡って唐沢鉱泉に帰り着きました。この間のCTは”偽りあり”かな。


CT5:20のコースでしたが、今日の行動時間は8:25、ミックスアイスの岩場の下りもあり予想外に時間がかかってしまいました。
太陽も西の山の端に沈みかけていました。
正直かなり疲れましたが、静かな原生林の雪道歩き・大展望・青空・岩場・ミックスアイス・アイゼン歩きと、まるで「松花堂弁当」のような盛り沢山の山行となりました。
倶楽部のみなさん、お疲れ様でした。 次はふかふかの雪を期待しましょう!
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