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爺ヶ岳・鹿島槍・針ノ木岳縦走(2013.8.9-10) その2

表紙2


夕べは暑くて、毛布も掛けずに済みました。

予定通り3:30に起き、部屋を出て出発の準備に取り掛かります。 

今日は剱・立山そして黒部湖の絶景を右手に見ながら、岩小屋沢岳、鳴沢岳、赤沢岳、スバリ岳、針ノ木岳を縦走します。

二日目(冷池山荘→種池山荘→新越山荘→針ノ木岳→扇沢)




2013年8月10日(土)  霧のち曇り時々晴れ  ドラ吉単独



<行程>


冷池山荘(4:19)→爺ヶ岳南峰(5:29)→種池山荘(5:55-6:05)→岩小屋沢岳(7:22-7:24)→新越山荘(7:55-8:05)→鳴沢岳(8:47-8:53)→赤沢岳(9:39-9:48)→スバリ岳(11:33-11:40)→針ノ木岳(12:28-12:37)→針ノ木小屋(13:17-13:28)→大沢小屋(15:15)→扇沢(16:16)


<ルート図>








発電機が回りだすのは4:00、真っ暗な談話室でヘッ電を頼りに、例によってショートブレッドとミルクティーで軽めの朝食を済ませます。

針ノ木小屋までのCTは9:40、小屋到着目標時刻を14:30とし、冷池山荘を4:19に出発しました。

玄関前には出発準備を整えた登山者が結構いましたが、みな鹿島槍へ向かう人々で、種池山荘方面に降りるのはドラ吉以外は同じく単独の男性一名のみでした。

天候は生憎のガスで、黒部側から結構強い風が吹き上げていました。

冷乗越まできて、いよいよ稜線歩きに備えレインウェアの上だけ着込みました。

爺ヶ岳は山頂は踏まず巻き道通しで下ります。 南峰を過ぎる頃から種池山荘を早立ちした登山者とすれ違うようになりました。

5:55種池山荘到着。  小屋の中からは6:00からの朝食を呼びかける声が聞こえてきました。


種池山荘


風はいくらか収まってきたので、上着は脱いでザックに仕舞いました。

小屋のわきの「種池」前から針ノ木に向かう登山道が始まります。

こちらに向かう登山者はドラ吉一人、静かな山行が楽しめそうです。


いよいよ剱・立山の展望台、「新越街道」のスタートです。 

種池


ガスは相変わらずで視界は利きませんが、この「新越街道」お花がなかなか見事なので、暫くはお花を楽しみながら進むことにしました。

ミヤマクワガタ
ミヤマクワガタ


ニッコウキスゲ
ニッコウキスゲ


ミヤマホツツジ
ミヤマホツツジ


気分良く歩いていると、登山道の先になにやら黒いものが・・・・・・。


ひょっとしてアイツの仕業?  間違いありません、アイツの落し物です! 

やっぱり居るんだ!?  心臓バクバクのドラ吉、熊鈴を激しく鳴らして先を急ぎます。


アイツの仕業?


漸く落ち着きを取り戻しました。 さあまた花旅を続けましょう。


キヌガサソウ
キヌガサソウ


クルマユリ
クルマユリ


シナノキンバイ
シナノキンバイ


行く手が見えない山行はストレスが溜まります。

GPSで自分の位置を確認して、ペースを把握します。

7:22本日最初のピーク、岩小屋沢岳山頂です。 誰もいない寂しい山頂です。


岩小屋沢岳山頂

黒部側を覗き込みますが、ガスに覆われてほとんど何も見えません。

なんとも印象の薄い山になってしまいました。

ガスに煙る立山

30分ほど下って新越山荘に到着しました。

8:00を回って、宿泊者はみな発って、小屋番が部屋の掃除をしていました。

新越山荘

いくらかガスが薄くなってきました。

これから向かう鳴沢岳と赤沢岳(奥)の姿を見ることが出来ました。

こうなると気分も多少は良くなると言うもの、ペースも上がります。

鳴沢岳と赤沢岳


8:47鳴沢岳山頂、ここもほとんど印象に残っていません。


鳴沢岳山頂


次に向かう赤沢岳。 この稜線の地下に関電のトロリーバスのトンネルが通っています。


赤沢岳


山頂までもう一頑張り、それにしても天気が良くならないな。

山頂へもう一頑張り

9:39赤沢岳山頂。 あんドーナツでエネルギーの補給。

赤沢岳山頂


黒部湖をかすかに望むことが出来ました。 今回はこれで満足しなければなりません。

黒部湖が見えた

スバリ岳、針ノ木岳方面のガスはあがりそうもありません。

針ノ木方面はガス


真ん中のピークがスバリ岳山頂です。

スバリ岳


スバリ岳山頂付近はコマクサが咲いています。結構新しい花が咲いています。


コマクサ


下ってきたご夫婦に聞いたところ、蓮華岳のコマクサの群落のほうが大きいけれど、もう盛りは過ぎていて、花は綺麗ではなかったとのことでした。


コマクサ2


スバリ岳山頂手前で、左方に針ノ木峠とそこに建つ針ノ木小屋を見ることが出来ました。

針ノ木峠と針ノ木小屋


11:33スバリ岳山頂。 どの山頂も登山者がほとんどおらず、加えて展望もないことから山頂標識の証拠写真ばかりとなり、申し訳ありません。


スバリ岳山頂


僅かな時間でしたが、針ノ木岳が全容を現してくれました。


針ノ木岳


針ノ木岳を登る途中、振り返るとスバリ岳が姿をしっかり見せてくれました。

スバリ岳を振返る


針ノ木岳山頂直下のガレた登山道。


針ノ木岳山頂直下


本日最後のピークも展望なし、消化不良の一日となってしまいました。


針ノ木岳山頂


かくなる上は長居は無用、蓮華岳との鞍部にある針ノ木小屋まで、一気に下ります。


針ノ木小屋に下る


ミヤマリンドウノの小さな花が慰めてくれました。


ミヤマリンドウ


明日登る蓮華岳、明日の天気はどうなんだろう?  


蓮華岳


小屋まではかなりの急降下です。


針ノ木小屋を俯瞰する


13:17、針ノ木小屋に到着。

展望が無く写真をゆっくり撮る時間も必要なかったので、予定より一時間以上早く着いてしまいました。

ここで考えてしまいました。 予定通り一泊して、明日蓮華岳に登ってから扇沢に下りるか。


明日は必ず晴れるか分らないし・・・・。  コマクサはスバリ岳で見てきたし・・・。

正直、ピークハントはもういいか・・・・。  土曜日で小屋も混みそう・・・・。

扇沢までCT3:00・・・・。

う~ん、決定! 今から下山する!


針ノ木小屋

小屋までで、水をすべて飲みきってしまったので、ポカリ一本500円也を補給し降下を開始します。

下山開始


8月になって流石に雪渓も上部は後退して、暫く夏道を進みます。

夏道を行く

マヤクボ沢合流点の下辺りから雪渓歩きが始まります。

用意した軽アイゼンを装着して万全を期します。

マヤクボ沢合流点

針ノ木雪渓を下る


結構大きな落石があり、ちょっとビックリ。 こんなのに当たったらひとたまりもありません。


落石1

落石2


しばし涼風に吹かれ、生き返ります。 爺ヶ岳(正面)も見納めです。

爺ヶ岳を見ながら


雪渓歩きもここまで、名残を惜しんで振り返ります。

名残を惜しんで振返る


標高が下がって花の顔ぶれも変わってきました。


タテヤマウツボグサ
タテヤマウツボグサ


オオバギボウシ
オオバギボウシ


シモツケソウ
シモツケソウ(蕾)


最後の小屋、大沢小屋。  沢沿いの小屋で水場が有るかと思ったら、何もありません。

大沢小屋


大沢小屋から扇沢までの登山道が荒れていて、歩き辛いこと。 柏原新道とは大違いです。

樹林帯の中は蒸し暑く、汗がとまりません。 ポカリも飲みきり、冷たい水が欲しい!

16:16、扇沢駅に帰着。  駅の写真を撮るのも忘れ、トイレ前の破砕帯からの湧水の蛇口へまっしぐら。


さあ、薬師の湯へ飛び込むぞ~!

長い、長い、一日でした。



<本日のデータ>

行動時間11時間57分
歩行距離18,3km
最大標高差1,404m
獲得標高上り 1,260m
下り 2,245m











当初は山中二泊の予定でしたが、結局一泊二日の山行になりました。

二日目の天候が今ひとつで、展望に恵まれず、縦走の醍醐味を味わうことが出来ず、少し残念でした。

それでも長年の懸案だった鹿島槍ヶ岳の山頂に立つことが出来、加えて二日間で32,2kmを歩ききり、さわやかな達成感を得ることが出来ました。
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横浜生まれで現在は柏の住民です。
野球はドラゴンズ、サッカーはレイソルを熱烈に応援しています。
妻のポチと楽しく山を歩いています。

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