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光岳、南限のハイマツと光石を目指して(2013.7.26-29) その1

登山口(表紙)

2011年9月の台風12号の被害で不通となっていた林道赤石線が、この夏二年ぶりに通行可能となり、登山口の便ヶ島に行けるようになりました。

昨夏、聖岳に登った折に見た上河内岳の案外に立派な山容に惹かれ、今夏のメイン山行として、上河内岳・茶臼岳・光岳の周回縦走をすることにしました。








一日目(自宅→便ヶ島・聖光小屋)


2013年7月26日(金)  晴れ   ドラ吉単独


林道赤石線は通行可能となりましたが、法面のコンクリート吹付けにクラックが入り、崩落の可能性があるため、夜間は通行禁止となっています。

危険箇所の前後にゲートを設け、8:30-17:00の間だけ監視員の確認のもと通行が許容されています。

それ故今日はゆっくり自宅を発ち、昼過ぎに中央高速飯田ICを出ました。

途中のイオンで今晩と明朝の食材を調達し、国道152号(秋葉街道)上村トンネルの手前から林道に入ります。



林道赤石線へ


遠山川が削る深い谷にへばりついたような下栗の集落、日本のチロルと呼ばれています。


下栗の里1

下栗の里2


まさに天空の里、にほんの里100選にも選ばれました。

天空の里


対岸にはいかにも南アルプスらしい、大規模な崩壊地が見えています。


崩壊地


遠山川の河原に転がる赤色チャートの大岩、これもいかにもこの山域らしい景観です。

遠山川の赤色チャート


林道を走行していると目の前を黒いものが横切りました。

なんの動物だろう、昼間っからまさか狸?

急ブレーキを掛けて、路肩を確認すると、なんとそれはサッカーボール大の落石でした。

ほんの数秒早く通過していたら、助手席側のドアにぶつかっていたでしょう。 恐ろしい!

それでもなんとか無事に便ヶ島の聖光小屋に到着することが出来ました。

小屋は今シーズンは素泊まりのみで、食事の用意はしてもらえません。

聖光小屋


ドラ吉はキャンプ場サイトで車中泊です。 駐車は何日でも無料ですが車中泊は一泊につき500円かかります。

清潔な水場とトイレ、そして屋根付きのベンチ、ビール片手に読書と楽しいひと時を過ごします。

今回宿泊予定の小屋は茶臼小屋と光岳小屋、シュラフを持参するとそれぞれ1000円、1500円引いてもらえます。

いずれも標高2400mを越えているので、モンベルの#3のシュラフを用意しました。

キャンプ場


携帯の電波の通じる国道沿いで最終確認した天気予報では、土日は好天が期待できそう。

夕方、一頻り夕立がありましたが、夜中にトイレに起きた時には満天の星空、明日からの山行が楽しみです。







二日目(便ヶ島→聖平小屋)


2013年7月27日(土)  曇りのち雷、のち雨時々晴れ


<行程>

便ヶ島(4:35)→西沢渡(5:18)→(休憩 6:40-6:46)→大木の広場(6:54)→苔平(7:55-8:00)→薊畑(9:28-9:32)→聖平小屋(9:55)



<ルート図>






3:30起床、4:35ヘッデンを点けて行動開始です。

標高980mの登山口から最初のウェイポイント西沢渡(1100m)まで、遠山川の深い谷をトラバース気味にゆっくり進みます。

進行左の山側からあちこちで土砂が流出して登山道を覆い、少しも気を抜くことが出来ません。

ガレ場


ほぼコースタイムで西沢渡に到着、これが有名な渡し篭です。

150kgまでの荷物が積めるとのこと。この篭に乗って渡渉するには相当の腕力が必要のようです。


ゴンドラ


今回は少し上流の丸木橋を渡りましたが、この橋が曲者。

何しろ細くて、しかも傾いています。 更には前日の雨でしっかり濡れていて滑る!

本当に怖い思いをして渡渉しました。



西沢渡の丸木橋


標高1400mからは200mおきにこのような標識があり、ペースの確認が出来ます。


標高表示


赤色チャートの登山道。

赤色チャートの登山道

苔むした、いかにも南アルプスらしい登山道。

7:30を過ぎる頃から、なんと雷鳴が轟き始めました。

後方の伊那谷方面から、大砲で撃たれるようにドーン! ドーン! と何度も鳴り響きます。

まだ樹林帯を歩いているので、大丈夫でしょうが、稜線に出た時止んでいなかったらどうしよう!?



苔むした登山道


かなりへばりながらも、漸く薊畑(2400m)に出ました。

雷の中、ザックをデポして聖岳に向かった人もいるようです。


薊畑


今回の山行のメインターゲットの一つ、上河内岳は残念ながらガスに包まれていました。

中高年6人のパーティーが「稜線でのビバークも覚悟」と言いながら、茶臼小屋を目指して出発をしました。

雷の心配をしながら展望も楽しめない山行・・・・・・。 さあ、どうしよう。

とりあえず聖平まで下ることにしました。

上河内岳方面


昨年同様「防鹿ネットの中」だけはお花畑が広がっています。


防鹿ネットの中

ネットの外はマルバダケブキの群落。

マルハダケブキ

聖平まで来ると、いよいよポツポツ雨も降り始めました。 雷は止まず。

雨宿りを兼ねて聖平小屋に駆け込みます。

小屋番さんに天気予報を確認すると、長野県側(飯田市、大鹿村)に雷警報が発令されたとのこと。

さあ、決断の時が到来。 明日、少し頑張れば光岳小屋まで行ける(CT10:00)。

どうせなら展望を楽しみたい・・・・・。

決定! 今日はここ聖平小屋でのんびり過ごす! 

9:55、ドラ吉が本日のチェックイン第一号となりました。



聖平小屋




<今日のデータ>

行動時間5時間19分
歩行距離7,4km
最大標高差1,489m
獲得標高上り 1,533m
下り 234m











ビールを飲みながら、山行手帳を眺めていたら、なんと昨年の同日に聖平小屋にお世話になっていました。

う~ん、これも運命だな。


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テーマ : 山登り
ジャンル : 趣味・実用

コメント

非公開コメント

早いもので

ドラ吉さん、ごぶさたしております。
昨年の聖沢~の山行から、もう1年なのですね。
レポを拝見して、楽しかった昨年の山行を回想いたしました。

今年は天候が不順で、なかなか計画通りにいかないですね。
朝から雷、ということもあるのですね。
雷といえば午後からのイメージです。

わたくし聖沢小屋~易老岳間が未踏のため
ドラ吉さんのレポの続きを楽しみにしております。
早く来い来い夏休み、ぱず~は八月下旬までお預けです。
待ち遠しい。。。ではでは。

お久し振り!

ぱず~さん、こんばんは。 お久し振りです。
本当に一年たつのは早いですね。
昨年と違い、今年は天候不順でなかなか予定が立てずらいですね。

今回の山行、もう少し天気が良ければ満足度も高かったのでしょうが、欲張ったらきりがありませんね。

光岳までの稜線漫歩、とても楽しかったですよ。

畑薙から入山ですか?
是非、茶臼小屋のお刺身を食してみてください。
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Author:kdorakichi
横浜生まれで現在は柏の住民です。
野球はドラゴンズ、サッカーはレイソルを熱烈に応援しています。
妻のポチと楽しく山を歩いています。

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