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南アルプス南部縦走(2012.7.27-30) その3

表紙


2:30起床、今日も満天の星空です。

今日は3000m峰5座の頂を踏んで、千枚小屋まで下ります。

コースタイム10:05、今回の山旅で一番ハードな一日ですが、お花畑の楽しみが待っています。




三日目(百間洞山の家→赤石岳→悪沢岳→千枚小屋)


<日程>  2012年7月29日(日)  晴れ


<ルート図>







<行程>

百間洞山の家(3:15)→百間平(4:12)→赤石岳(5:59-6:01)→赤石小屋分岐(6:20-6:30)→小赤石岳(6:44-6:48)→(休憩7:27-7:34)→大聖寺平(7:39)→荒川小屋(8:09-8:40)→中岳(10:47-10:50)→悪沢岳(12:02-12:15)→丸山(12:39)→千枚岳(13:25-13:27)→千枚小屋(13:53)




今日はコースタイムほぼ10時間の稜線歩き、一昨日のように雷が発生すると逃げ場がないので、遅くとも千枚小屋には15時までには到着したい。
休憩時間を勘案すると、3:30には出発しなければ。

2:30起床、持参したパネトーネ種使用のロングライフパンと紅茶、プチトマトで朝食を済ませます。

赤石岳までの登山道は初めて歩く道でヘッ電歩きに多少の不安もあり、同室となった静岡の男性4人パーティーが今日のうちに赤石小屋経由で椹島まで下山するため早立ちするので、お願いして最後尾に付かせていただきました。

3:15、出発。  テン場を抜けて、稜線まで一気に高度を上げます。

標高2700mくらいからほぼ水平の道となり、おおよそ1時間で百間平に到達します。

昼間ならさぞや気持ちの良い場所でしょう。

日の出は4:50過ぎですが、赤石岳に邪魔されて見ることは出来ません。

南側の聖岳の上の空が赤みを帯びてきました。


早朝の聖岳


先導してもらった4人に感謝、赤石岳が迫ってきました。


赤石岳に向かう


振返ると中盛丸山(中央)の稜線が昔学校で習った正弦曲線のような美しいラインで、もう堪りません。


正弦曲線


イワウメ
イワウメ


赤石岳山頂はガスと強風で長居は無用(昨年の秋も展望なし)、ドラ吉とは縁遠い山なのかもしれません。


赤石岳山頂


それでも山頂標識のすぐ近くに可憐に咲くミヤマシオガマが目を楽しませてくれました。


ミヤマシオガマ


赤石小屋分岐まで降ってくる頃には山頂のガスもかなり切れていました。


赤石小屋分岐


これから向かう小赤石岳(3081m)は西側からガスが巻き上げています。


小赤石岳


この辺りのハクサンイチゲは花が大きく、美人ぞろいです。


美人のハクサンイチゲ


正面の荒川三山も薄いガスで霞んで見えます。


荒川三山


トラバース道の先、写真中央にポツンと見えるのが荒川小屋です。


荒川小屋を俯瞰


大聖寺平へ降る途中、休憩中の女性陣から声を掛けられました。

なんと初日一緒のバスで入山した栃木の賑やかなハイキンググループの面々、反対周りで今朝荒川小屋から登ってきたところでした。 再会を喜んでくれて、黒糖とプルーンのプレゼントまで頂きました、多謝!


大聖寺平へ


大聖寺平。

ケルンと2694ピークと中岳の並びの構図がちょっと面白いです。


大聖寺平


荒川小屋に向かうトラバース道、昨年も思いましたが本当に気持ちの良い道です。


魅惑のトラバース道


前岳の懐に抱かれた荒川小屋。


荒川小屋へ


テン場の奥にある水量豊かな水場。 

頭からたっぷり水をかぶらして貰いました。

水場で一服


30分ほど休憩して、前岳と中岳の鞍部を目指して高度を上げます。

太陽光線をまともに浴びて、汗がしたたり落ちます。


振返ると小赤石岳
小赤石岳と荒川小屋


ここからの楽しみは南アルプス最大級といわれるお花畑です。

登山道脇も多様な高山植物で彩られています。


タカネヤハズハハコ
タカネヤハズハハコ

ムカゴトラノオ
ムカゴトラノオ

ハクサンチドリ
ハクサンチドリ

ミヤマクロユリ
ミヤマクロユリ


鹿除け柵の扉の向こうはいよいよ大お花畑です。


鹿除け柵


ハクサンイチゲの白とミヤマキンポウゲ、シナノキンバイの黄色の絨毯。


お花畑1


本当にきれい、そして広いです。

お花畑2



お花畑3



アオノツガザクラ
アオノツガザクラ

キバナノコマノツメ
キバナノコマノツメ


いつまでも眺めていたいところですが、先も長いので中岳目指して足を進めます。

スタートして7時間10分で中岳(3083m)山頂、ここまで順調です。

奥に見える前岳(3068m)は今回はパス。

ハイシーズンの100名山山頂を一人で独占、何とも贅沢な時間です。

ここでもアサギマダラに遭遇しました。 高度3000mまで上がってくるとは本当にすごい飛翔力です。



中岳山頂から前岳を望む



中岳避難小屋と悪沢岳
中岳避難小屋と悪沢岳



鞍部を越えて悪沢岳西面の九十九折の登山道を登り返します。

この登山道もお花が一杯です。


悪沢岳へ

テガタチドリ
テガタチドリ

ミヤマオダマキ
ミヤマオダマキ

シコタンソウ
シコタンソウ

イワベンケイ
イワベンケイ

チョウノスケソウ
チョウノスケソウ


悪沢岳山頂もドラ吉の独占、申し訳ありません。


悪沢岳山頂


今回の山行で最後の3000m峰丸山(3032m)


丸山へ


丸山を越えて千枚岳に向かう登山道、岩場の悪場が続きますが、お花もなかなかです。


タカネコウリンカ
タカネコウリンカ

タカネナデシコ
タカネナデシコ

ミヤマコゴメグサ
ミヤマコゴメグサ

イブキジャコウソウ
イブキジャコウソウ

タカネマツムシソウ
タカネマツムシ


今回一番会いたかったタカネビランジ、南アルプス特産のナデシコ科の花です。

三日間ずっと探してきて、やっと見つけました。


タカネビランジ

ミヤマムラサキ
ミヤマムラサキ


今回の山行で最後のピーク、千枚岳(2880m)山頂。

中岳避難小屋に向かう団体さんで賑わっていました。


千枚岳山頂


千枚小屋到着の直前の林床にピンクの可愛らしい花を見つけました、オオサクラソウです。


オオサクラソウ


10時間38分で千枚小屋に到着しました。 結構アップダウンがありましたが、ほぼコースタイムで歩くことが出来ました。

数々の高山植物に出会え、心から満足のいく山行でした。

昨秋訪れたときは再建途上だった千枚小屋、木の香も新しく7月21日に再オープンしたばかりです。

トイレの増築等、工事はまだ進行中です。

千枚小屋


お楽しみの夕飯、メインはハンバーグのラタトゥーユ掛けです。


千枚小屋夕飯



<本日のデータ>


行動時間   10時間38分

歩行距離   14.0km

最大標高差  663m

獲得標高   上り 1440m
         下り 1280m





四日目(千枚小屋→椹島)


<日程>  2012年7月30日(月)  晴れ


<ルート図>





<行程>

千枚小屋(3:40)→駒鳥池(4:09)→見晴台(4:50-4:55)→清水平(5:23-5:25)→鉄塔(6:40)→椹島ロッジ(7:27)


三泊四日の山旅もいよいよ最終日。

椹島まで1500mの下りです。

8:00発の送迎バスに間に合わせるべく3:00に起床、3:40に行動を開始しました。

真っ暗な樹林帯、熊鈴を鳴らしながら下りました。


下山開始


5:00を過ぎやっとヘッ電を消すことが出来ました。

このコース唯一展望のある見晴台、赤石岳にお別れを告げます。


見晴らし台から


鉄塔下で椹島前泊組のトップバッターと出会いました。

椹島までもうひと頑張りです。

大井川源流に架かる滝見橋。

滝見橋

滝


7:27、事故もなくレストハウスまで戻ってくることが出来ました。

ここでまたもや栃木のハイキンググループと再会することが出来、お互いの健闘を讃えあいました。

天候に恵まれ、沢山の花と出会え、最高に楽しい山旅でした。

南アルプスがますます好きになってしまいました。

椹島レストハウス



<本日のデータ>


行動時間   3時間47分

歩行距離   10.5km

最大標高差  1510m

獲得標高   上り  271m
         下り  1746m



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横浜生まれで現在は柏の住民です。
野球はドラゴンズ、サッカーはレイソルを熱烈に応援しています。
妻のポチと楽しく山を歩いています。

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