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南アルプス南部縦走(2012.7.27-30) その2

表紙
聖岳山頂標識



4:00起床、10時間の睡眠で体調も万全です。

今日は今回の山旅のメインターゲットの聖岳に登頂します。

どんな花に会えるのか、楽しみです。



二日目(聖平小屋→聖岳→百間洞山の家)


<日程>  2012年7月28日(土)  晴れ



<ルート図>





<行程>

聖平小屋(4:50)→薊畑(5:14-5:16)→小聖岳(6:00-6:05)→前聖岳(7:11-7:20)→奥聖岳(7:39-7:42)→前聖岳(8:00-8:07)→聖兎のコル(9:01-9:06)→兎岳(10:05-10:25)→小兎岳(11:06-11:10)→中盛丸山(12:04-12:10)→下降点(12:23)→百間洞山の家(13:02)



小屋前のテン場に出ると、東に開けた谷間の奥に笊ヶ岳のシルエットが映っていました。 

明けの明星が明るく輝いていました。 今日も天気は良さそうです。


夜明け



4:30、一回目の朝食。 聖平小屋では受付時に朝食時間を指定されるので、並ぶ必要はありません。

食事の内容は、まあこんなもんでしょう。

聖平小屋朝食


4:50、本日の行動を開始します。 木道を辿って聖平に向かいます。

左手に見える上河内岳が意外に立派に見えます。 

来年は上河内岳から光岳まで縦走してみたいな、と思いました。


聖平1


聖平のこの辺りは、かつてはニッコウキスゲの大群落があったそうですが、鹿の食害で見る影もない姿になってしまいました。


聖平2


薊畑に向かう途中で日の出を迎えました。 山でのこの瞬間、何度迎えてもいいものです。


ご来光


鹿除けネットの中はお花畑も復活していました。

ミヤマキンポウゲ、シナノキンバイ、イブキトラノオ、ミヤマカラマツ。

防鹿ネットの中



鹿除けネットの外に目を向けると、マルバダケブキの群落が広がっています。

鹿の食べないマルバダケブキ、トリカブトやキオンなどが勢力を伸ばすのです。


マルバダケブキの群落


それでも足許には朝露に濡れたヨツバシオガマが、自分の存在をしっかり主張していました。


ヨツバシオガマ


久しぶりにハリブキにも出会いました。

夏の終わり頃に実が紅熟すると、煎じて利尿薬として利用されるそうです。


ハリブキ


白色のシオガマ。 最初はエゾシオガマかなと思いましたが、葉を見るとヨツバシオガマのそれと同じに見えます。 
ヨツバシオガマのアルピノだと思います。


アルピノ


本日最初のピーク、小聖岳(2662m)

正面に前聖岳(3013m)が大きく聳えています。


小聖岳山頂と前聖岳


一旦降って登り返す途中、雲海に浮かぶ富士が目に留まりました。


雲海に浮かぶ富士


今回の山行で特に目立ったのがチシマギキョウ。

気を付けて見ていたのですが、どれも産毛があり、無毛のイワギキョウを見ることはありませんでした。

チシマギキョウ



イワツメクサ
イワツメクサ

タカネツメクサ
タカネツメクサ


小屋から2:20で最南端の3000m峰、前聖岳山頂に到達しました。 16座目の3000m峰です。


前聖岳山頂にて


今日は行程に余裕があるので、ザックをデポして空身で奥聖岳(2978m)に向かいます。


奥聖岳と赤石岳


奥聖岳との鞍部にはお花畑が広がっていました。


チングルマ
チングルマ

コイワカガミ
コイワカガミ

ミネズオウ
ミネズオウ

コケモモ
コケモモ

ハクサンイチゲ
ハクサンイチゲ



聞き覚えのある鳴き声が聞こえてきました。 ライチョウです。

5羽のヒヨコを連れています。 親鳥の奥のヒヨコが分かりますでしょうか?

こんな好天での望外の出会いにビックリしてしまいました。


雷鳥1

雷鳥2


奥聖岳山頂には山頂標識はなく、三等三角点があります。


奥聖岳三角点


奥聖岳からの眺め、赤石岳(3120m)その右奥に悪沢岳(3141m)。


奥聖岳からの眺め


これから向かう兎岳(2818m)から大沢岳(2819m)への稜線。


これから向かう稜線


さあ、前聖岳に戻って先に進みましょう。


前聖岳に戻る


次に目指すピーク、兎岳との最低鞍部「聖兎のコル」まで一気に400m降下します。
今日一番の厳しいルートです。

途中、赤色チャート盤岩露出地を通過します。 足許が一変するのですぐわかります。


赤色チャート盤岩露出地



ミヤマアキノキリンソウ
ミヤマアキノキリンソウ(コガネギク)


昨年の干支の山、兎岳。 昨年は賑わったのでしょうか。

結構広い山頂、ここで大休止です。

さわやかな風の中、蝶が舞っています、長距離移動で有名なアサギマダラです! 
残念ながらカメラに収めることは出来ませんでしたが、大感激です。              


兎岳山頂


小兎岳(2738m)を経て今日最後のピーク、中盛丸山(2807m / 左から二番目)を目指します。


小兎岳・中盛丸山・大沢岳


早くも綿毛となったチングルマ。


チングルマ2


小兎岳山頂から聖岳を振り返ります。

聖岳は東西に長い山頂を持つので北側の小兎岳から見ると台形に見えますが、西側の長野県遠山郷から見ると、ピラミダルな姿となります。


小兎岳山頂から前聖岳を振り返る


いよいよ中盛丸山です。

独特のカーブを持った山容、昨年塩見岳山頂からじっくり見て、すっかり魅了されてしまいました。

小兎岳から見ると、鷲羽岳のようにも見えます。


中盛丸山



ミヤマダイコンソウ
ミヤマダイコンソウ

ナナカマドと赤石岳
ナナカマドと赤石岳

ハクサンチドリ
ハクサンチドリ


中盛丸山山頂

棒が一本立っているだけの寂しい山頂、恋焦がれていただけにちょっと残念。


寂しい山頂


さあ、あとは大沢岳との鞍部にある下降点から、今宵のねぐら百間洞山の家に向かうだけ。


下降点

オオヒョウタンボク
オオヒョウタンボク


雪の重みで根元が曲がったダケカンバの中、高度を下げていくと小屋の赤い屋根が見えてきました。


小屋が見えた

タカネグンナイフウロ
タカネグンナイフウロ



13:02、百間洞山の家に到着しました。

小屋は三階建て、一階はトイレと自炊場、二階は受付と食堂、そして三階が寝室となっています。

小屋前のベンチでは沢やさん達がウェアやギア類を乾かしながらの宴会中。

ドラ吉も小屋前を流れる沢水で頭と顔を洗いさっぱりすると、持参した日本酒と小屋で調達したビールで一人宴会を開始。

徐々に到着する登山者も増え、兎岳山頂で挨拶を交わした愛知県のブロガー「トドクロちゃんと山登り」さんも大沢岳を回って合流。山談義に花が咲きます。

驚いたのは同じく愛知在住の72歳のご長老、青木鉱泉から入山して光岳まで縦走中と、そのタフさに脱帽です。



百間洞山の家


さあ、16:30からお楽しみの夕食。  名物のわらじトンカツです!

揚げたて、さくさくのトンカツ、山でここまでの食事を頂けるなんて、はるばる来た甲斐がありました。

ソースはもちろん、大根おろしでさっぱり頂くことも、カレーでこってり頂くこともできるという演出の見事さに脱帽です!


名物のトンカツ




<本日のデータ>

行動時間   8時間12分

歩行距離   10.1km

最大標高差  737m

獲得標高   上り   1229m
         下り   1055m



その3に続く
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横浜生まれで現在は柏の住民です。
野球はドラゴンズ、サッカーはレイソルを熱烈に応援しています。
妻のポチと楽しく山を歩いています。

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