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南アルプス南部縦走(2012.7.27-30) その1

表紙
樹間から聖岳ピークを望む


正に梅雨明け10日の好天を味方につけて、4日間に亘り延べ43.3kmの山旅を終えて戻ってきました。

アップダウンの繰り返しに、顎が上がりそうな時もありましたが、雷鳥の親子に励まされ、息を呑むほどの見事なお花畑に癒され、稜線の天然の冷気に元気をもらい、歩き通すことができました。

南アルプス南部の雄大な姿を3回に分けてお伝えしたいと思います。



<全ルート図>


一日目(聖岳登山口→聖平小屋)



<日程>  2012年7月27日(金)  晴れ   ドラ吉単独


<ルート図>




<行程>

聖岳登山口(7:52)→聖沢吊橋(8:57-9:03)→岩頭滝見台(12:10-12:25)→聖平小屋(13:44)



例によって前日仕事を終えて帰宅後、入浴と夕飯を急いで済ませ、21:00に畑薙の夏期臨時駐車場に向けて出発しました。
今回は4月14日に開通した新東名を利用し、島田金谷ICから国道473号を大井川鉄道に沿って北上、畑薙第一ダムを目指しました。

その夜は丁度ロンドンオリンピックの男子サッカー・対スペイン戦が行われており、NHKのラジオ中継を聴きながらの運転で、眠気を感じることも無く2:15に臨時駐車場に到着することが出来ました。


ハイシーズンの週末金曜日、臨時駐車場は八割がた埋まっていました。


畑薙臨時駐車場




短い仮眠をとって4:30に起床、コンビニおにぎりの朝食を済ませて、5:30には東海フォレストの送迎バス乗り場に並びました。

HP上は始発バスは8:00となっていますが、入山者が多い時期は7:00にバスが来るのを知っているので、涼しい日陰のベンチで待つことにしたのです。先着者は一人、杉並からバイクで来た青年で駐車場にいても仕方が無いので上で待っていたとのこと。やはり7:00にバスが来るのは知らなかったようです。

その後栃木からワゴン車を仕立てて来た賑やかなハイキング倶楽部の皆さんも加わり、早朝から乗り場は楽しい雰囲気になりました。集まってきた皆さんの予定を聞くとほとんどの人が千枚小屋から周回するらしく、バイクの青年は急遽予定を変更して、ドラ吉同様聖平小屋回りとしたようです。

7:00、予想通り迎えのバス2台が下りてきました。この時点で2台では乗り切れない人数が並んでおり、運転手さんが無線で追加の便の要請をしていました。

一号車(定員28名)の乗客の内、ドラ吉とバイクの青年だけが聖岳登山口で下車し、4日間の山旅が始まりました。



聖岳登山口



標高1350mまで樹林帯の急登を一気に登ります。
蒸し暑く、汗が止まりません。


樹林帯の急登


標高1350mから先は1400mの等高線にほぼ沿ってトラバースが続きます。
林床には二人静、花穂が二本ではなく四本の株もありました。



二人静


最初のウェイポイント、聖沢吊橋に到着しました。
ここまで順調、コースタイムより20分ほど早く到着しました。
この吊橋、かなり揺れて結構怖かったです。


聖沢吊橋


吊橋で一本立て、先に進みます。
そろそろ次のポイントの造林小屋跡に着く頃ですが、それらしきポイントが見当たりません。
寝不足の影響が出始めたのか、足取りが急に重くなり、立ったまま眠ってしまいそうです。

登山道もかなり荒れていて、虎ロープのお世話になってガレ場を横切ります。


悪路


やっと高山植物が現れました。
トップバッターはミソガワソウです。


ミソガワソウ


二番手はハクサンシャクナゲ。


ハクサンシャクナゲ


吊橋から3時間、休まず歩いてやっと岩頭滝見台に到着、昼食を摂ってゆっくり休みました。


岩頭滝見台


滝見台からは沢を挟んで対岸の聖岳山腹から落ちる二条の滝が良く見えました。


二条の滝


標高2200mを越え、樹相も変わってきました。
写真はオオシラビソの球果です。


オオシラビソの球果


林床にはオサバグサ、今年初めての開花株でした。


オサバグサ


クルマバソウも目を楽しませてくれました。


クルマバソウ


壊れた橋、自然の威力を思い知ります。


壊れた橋


登山道も変更され仮橋のお世話になりました。


架橋


仮橋から流れを覗き込むと、川床には赤色チャートが目立ちます。

陸から遠く離れた深海底で、放散虫(ほうさんちゅう)などの二酸化ケイ素(SiO2)の殻をもつ生物が集積してできたもので、赤石岳の名前の由来となっています。


川床の赤色チャート


登山道もなだらかになり小屋までもう少し、沢沿いのお花畑も賑やかです。


トリカブト
トリカブト


イワオトギリ
イワオトギリ


ミヤマキンポウゲ
ミヤマキンポウゲ


13:44、スタートから5:52で今夜の宿泊地「聖平小屋」到着しました。


聖平小屋


受付を済ませると、歓迎のフルーツポンチを勧められました。
おもてなしの気遣いに大感激です。


フルーツポンチ


14:00過ぎには雷鳴が轟き、ポツポツ雨粒も落ちてきました。
夏山はやはり早着が鉄則ですね。

早着のおかげで夕食も16:30からの一回戦で摂ることが出来ました。


聖平小屋の夕食


18:00には床につき、明日に備えました。



<本日のデータ>


行動時間    5時間52分

歩行距離    8.8km

最大標高差   1131m

獲得標高    上り  1464m
          下り   357m



その2に続く
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テーマ : 山登り
ジャンル : 趣味・実用

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山談義

ドラ吉様
百間洞山の家では楽しく山談義ができ、大変楽しい時間を過ごすことができました。
同じ趣味を持った山仲間とその趣味について語り合う、こんな楽しい一時はないですね。
山を三回楽しむ仲間として楽しく山旅を続けましょう。それではまたどこかの山でお会いしましょう。

バイクの中年

ドラ吉 様
畑薙臨時駐車場からご一緒した、「バイクの青年?」いえいえ「バイクの中年」です。
ドラ吉さんだったのですね。時々ブログ拝見させて頂いておりました。

予定を変更して逆回りして聖沢から入山して正解、おかげ様で楽しい山旅になりました。

2日目は百間洞山の家に早く着いてしまい、赤石岳避難小屋へ進みましたが
小屋主に「今日は混むよ~、もう一区間ガンバレ!」と荒川小屋まで行くことに。
疲れた足に小赤石からの大下りが堪えました。

3日目に下山。千枚小屋からの下りも長くきつかったですね。
バイクで帰る気力が無くなってしまい、麓の温泉宿に1泊してから帰宅となりました。

8月24日~25日で夏山第2弾、裏銀座周辺か飯豊か地図を見ながら、
思案しているところです。

白峰三山へ行ってこられたのですね。2日間で!
大門沢からの下りは長く長く感じられますよね。

レポを楽しみにしております。
またどこかでお会いしましよう。





No title

ぱず~さん、お早うございます。コメント、有難うございます。

奥聖岳への往復でお会いできるかなと思っていましたが、寄らなかったのですか?

百間洞山の家にいらっしゃらなかったので、恐らく先の小屋まで行かれたのだろうとは思っていましたが、荒川小屋までとは、恐れ入りました。

ぱず~さんが北岳から奈良田まで一日で下ったと話されていたので、当初山中二泊を考えていた縦走を山中一泊で実行することにしました。天気も上々で素晴らしい稜線歩きを満喫することが出来ました。

記録アップが滞っていますが、また覗きに来て下さい。
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kdorakichi

Author:kdorakichi
横浜生まれで現在は柏の住民です。
野球はドラゴンズ、サッカーはレイソルを熱烈に応援しています。
妻のポチと楽しく山を歩いています。

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